大学受験★理科の教え方

『大学受験の理科ってどう指導したらいいの?』
『共通テストってなに?センターと比べてどう変わったの?』

こんなお悩みや疑問はありませんか?
大学受験の理科は化学や物理など複数の科目に分かれていて、苦手意識を持っている生徒が多い教科です。さらに、大学入学共通テストが実施されるにあたって、新しいテストに向けてどう対応していけば良いのか分からない家庭教師の先生もいるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、共通テストに向けた大学受験の理科の教え方について解説していきます。この記事を読むと、新テストに対応した大学受験の理科の教え方が分かるので、是非、最後までご覧ください

センター試験と共通テストの違いについて

はじめに、今までのセンター試験と共通テストの形式自体には変更はありません。センターと同じく、

①基礎科目から2科目選択
②発展科目から1科目選択
③基礎科目から1科目選択、かつ、発展科目から1科目選択
④発展科目から2科目選択

①~④の4つのパターンから大学に合わせたものを選ぶようになっています。基礎科目の配点はそれぞれ50点、発展科目の点数はそれぞれ100点となっており、解答時間は全て60分です。
こうしてみるとセンター試験の形式と同じですね。
しかし、新テスト施行にあたって出題される問題の内容や傾向に変化がありますので、詳しい変更点について、新テストの施行調査をもとに各科目ごとにみていきましょう。

物理

物理の主な変更点は、実験や日常生活などを意識した発展的な出題が増える傾向がみられました。
つまり、物理の基礎知識だけでなく、知識を応用した読み取り問題や立式問題、計算問題が増えたということです。教科書に載っていないような問題も出題される予想があるため、生徒の対応力が求められる要注意の科目ですよ。

化学

化学では、実験のプロセスを問うような問題や人間生活との関連が問われるようになりました。基本的な知識だけでなく、思考力や判断力が問われるような問題が増えたということですね。もちろん、基本の知識をしっかりとおさえておくことが、正しい解答を考え出す上で重要となります。

生物

観察や実験に関する問題が増加しているのが新テストにおける生物の特徴です。グラフや実験などのデータを読み取って答える必要のある問題も増加しました。早期に基礎知識の定着を図り、問題演習に移っていく必要がありますよ。

地学

発展的な問題が増えた物理では、公式を正確に理解させることが重要です。正確に理解するとは、単に公式を丸暗記できているということではなく、与えられた問題に必要な公式を当てはめて解けるようになることを指します。
出題内容が多様化した以上、丸暗記だけに頼っていたのでは出題された問題に合った公式を見つけることは難しいです。理科で必要とされる基本の力自体は変わっていないので、公式を当てはめる力さえ身に着けておけば、教科書の範囲を超えるような実験や日常をテーマとした問題が出題されても十分に対応することが可能となります。
既存の問題集を繰り返して知識を定着させることも大切ですが、たくさんの問題に触れさせて、問題に対応する公式を当てはめる力を身に着けさせるようにするとよいでしょう。

化学は理論化学を真っ先に勉強しよう!

化学の知識をしっかりと定着させるためには、まず理論化学から勉強することが大切です。化学で学ぶ範囲は、元素や化学反応についての基礎原理を学ぶ理論化学、金属や無機化合物の性質を学ぶ無機化学、有機化合物の性質を学ぶ有機化学の三つの分野に分かれています。
理論化学で元素の分類や結合などの化学反応に関わる法則をあらかじめ学ぶようにすることで、無機化学や有機化学で暗記する必要のある量を減らせます。化学に対する基本的な知識が備わっていれば分かる物質の性質を、一つ一つわざわざ覚える必要はありませんよね。必要な知識を取捨選択する力を付けるためにも、生徒に理論化学からしっかりと勉強するように指導していくことが先決です。

生物分野は基礎知識の定着を図ろう!

実験や観察などの知識を活用した問題が増えた生物の分野で得点する力を身に着けるためには基礎知識の定着を図らなければいけません。問題範囲が幅広くなったからといって、覚える知識の総量自体は変わっていないのです。テストで必要とされる基本知識を覚えるようにしておくことが、テストの点数に直結するでしょう。
並行して、日常生活と生物の学習内容を関連付けておくことも、意識的に知識を覚えたり考察力を身に着ける上でもおすすめです。

地学分野は暗記力と計算力をバランス良く鍛えよう!

地学では、必要な知識の暗記と計算力の向上をバランスよく両立させていくことが大切です。
生物と同様に暗記科目と思われがちな地学ですが、実際には地球に関わる計算問題を解くことも求められ、暗記だけでは地学の点数を落としてしまいます。物理や化学ほどではありませんが、数式を扱った問題にもある程度取り組んでいくことが重要でしょう。
新テストでもその傾向は変わらないので、知識の暗記に偏った他の生徒に大きな差を付けることが出来ますよ。

まとめ

今回の記事では、大学受験の理科について受験生にどうやって指導すればよいのか解説してきました。
新テスト導入で指導に困難を覚える先生が増える中、指導する生徒がしっかりとテストに対応できるように、ぜひ今回の記事の内容を生かしてくださいね。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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