宿題をやらない生徒との接し方

「宿題をやってくるにはどう指導したらいいのだろう?」
「宿題をやらない生徒との接し方が知りたい。」
「宿題をやってこなかったら毎回怒ってるんだけど大丈夫かな…」

こんなお悩みや疑問はありませんか。
宿題をやらない生徒への接し方・指導方法って困りますよね。しかも悪びれもせずに報告されると腹が立ってしまいます。
でも、理由を探ってみると宿題をやってこないのは周りの環境がそうさせているのかも…
そこで今回の記事では、宿題をやってこない生徒への接し方と指導方法を詳しく解説していきます。
この記事を読むと、ちょっとした宿題改革が分かるので是非最後までご覧ください。

宿題をやらない生徒の原因

では早速、宿題をやってこない生徒の原因について詳しくみていきましょう。

宿題をやらなくてもいいと感じている生徒

最も事例として多いのは宿題をやらなくてもいいと感じている生徒ですね。
宿題をやってこなかったからと言って、なぜやらなかったのか理由を問い詰めるのではなく、やんわり注意で済ませている先生も多いと思います。
「宿題をやらなくてもいい」という雰囲気があるなら、宿題をやる姿勢が定着するまで注意と指導を繰り返し行えば、確実に宿題をやってくれるようになるでしょう。

何をやらなければならないかが分かっていない生徒

中学校1年生の初期段階において多いのが、何をいつまでに行わなければならないのかを分かっていない生徒です。
小学生のときには連絡帳を見れば良かったものを、学校の宿題+塾の宿題で頭がパンク寸前になってしまっているからですね。
この状態の生徒を叱ってしまってはより追い詰めてしまうことになるので、まずは宿題の計画づくりを一緒にして、少ない量から様子見をしてください。

発達障害を抱えてしまっている生徒

最後に最も注意が必要なのは、発達障害を抱えてしまっている生徒です。
親御さんが自覚し、宿題確認を行ってくれていればいいのですが、本人自身も親御さんも自覚がない場合もあります。
生徒に発達障害が疑われる、例えば3年生になっても何をやればいいかが1ヶ月間分からないなどの症状や指示事項が守れないなどの症状がある場合には、親御さんの協力を要請する方が適切でしょう。
迷ったら家庭教師センターへ相談してみることもおススメします。
もちろん家庭教師は発達障害を診断するプロではないため、名称は出さず、あくまで確認を行ってもらってください。

宿題をやらない生徒とどうやって接したらいい?

さて、宿題をやらない生徒の中でも特に確信犯的に行ってこない生徒への接し方は頭を抱えますよね。
そんな悩める先生に、少しでも生徒が宿題をやってくるようになる方法を3ステップでお伝えしていきます。

宿題を明確に生徒に伝えること

まず大前提として宿題を明確に目で見える形で提示してあげてください。
家庭教師センターから学習計画帳のようなものが支給されている場合はそれを使い、ない場合には書き込めるカレンダーを代用して、日々の欄にやるべき宿題のページ番号や章番号を記入し、生徒と一緒に毎回確認するようにしましょう。

宿題をするメリットを伝えること

宿題をやってこない生徒の大半は宿題をするメリットが感じられないからやってこないと考えられます。
『この宿題をやっておけばテスト前に困らないよ』など、宿題を出す理由、そしてやるメリットを毎回説明するようにしましょう。
また、受験問題にどう出てくるのかなど宿題一つ一つに意味づけを行うと提出率もアップしますよ。

やってこなければ論理的に一つ一つ確認しながら注意する

宿題をやってこなかった場合にはなぜやってこなかったのかの理由をまず聞いてください
宿題の提出日時や内容がきちんとわかっていたか、時間をきちんと取ったのかなど『宿題をする努力』を行ったかどうかを見極めてください。
そのうえで、やってこなかったことに対して注意をするようにしましょう。頭ごなしに宿題が出来ていないからと叱るのだけは避けてくださいね。

自ら宿題を行ってくる生徒に変える方法とは?

宿題を行うように指導していく中で、どうしたら自ら宿題を行う生徒に成長していくのかなと疑問に思う先生もいらっしゃるでしょう。絶対に必要なのは、生徒自身が宿題にメリットを感じることです。
意味がない宿題かつ成績に関係しないとなれば、大人であっても宿題をする選択肢を取れる人は少ないはず。
またやってきた宿題に対してきちんと確認をし、褒めるようにしましょう。それが繰り返されれば『宿題をやる』ことが成功体験となり、自然と習慣化してくるはずです。

宿題をやってこない生徒の親に報告するのはありなの?

最後にシビアな問題ですが、宿題を行わない生徒の親に対して報告をすべきなのかというと、宿題を全くやらないことが続く場合には報告を行った方が良いでしょう。
例えば、90%程度が毎回出ているようであれば、宿題を出していないとは言えませんよね。なので、その場合には少し様子を見ましょう。
また、報告をする場合には最初に生徒の良いところを必ず上げ、宿題についてを話し、更に生徒の今後に期待すると締めましょう。
終始悪い報告だけだと、親御様の気分を害してしまう恐れがありクレームにつながることもありますので気をつけてくださいね。

まとめ

今回の記事では宿題をやらない生徒との接し方についてお話してきました。
宿題をやらない生徒の大半は確信犯的であり、それを許す周りの態度こそが責任の所在です。
成績アップを狙うのなら宿題提出はマストであるため、指導方法を新たに見直し、生徒に宿題のメリットを伝えていきましょう。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

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